“秋葉の杜”の秋葉って???

分譲地秋葉の杜から南西に約200mのところに中別府公民館があります。
その傍らに石造りの祠(下左写真)がありますが、この祠こそが分譲地の名前の由来となった秋葉神社です。
この神社は日の神様を祀っていますが、そのためでしょうか?直ぐ横に今では珍しくなった半鐘が設置されてます(下右写真)。
この分譲地に住む皆様が火事のない安全な生活を送れるようにとの思いから名づけました。

そもそも秋葉神社とは静岡の浜松市にある秋葉大権現(現在の秋葉山本宮秋葉神社)を祭神とし火防(ひよけ)・火伏せの神として広く信仰され、日本全国に点在する神社です。今では立派に文化として認知されたアキバ系や、AKB48でおなじみの東京の秋葉原という地名も、近くにこの秋葉神社があったことから名づけられたとのことです。

一般に秋葉台権現信仰は徳川綱吉の治世以降に全国に広まったとされていますが、こちらの吉野中別府の秋葉神社は寛政5年(1793年)、今から217年前に建立されました。島津斉彬公が生まれる16年前のことです。このあたりでは”あきつかさあ”とか”あきばんさあ”と呼ばれ親しまれてきたようです。今でも7月には秋葉神社夏祭りが行われています。